甲状腺の問題

甲状腺の問題に対してのアプローチ

頭痛
甲状腺の問題(バセドウ病、橋本病、クレチン症など)は自己免疫疾患によるものがほとんどですので、アプローチの仕方としては自己免疫疾患とほとんど同じになります。

 交感神経系には免疫反応を抑制したり増強したりする働きがあります。様々な自己免疫疾患で交感神経の機能障害が確認されており、交感神経の機能の異常(交感神経の過緊張や機能低下)が免疫機能の異常につながることが明らかになっています。

また、交感神経には甲状腺の機能を亢進させる働きがあることがカイロプラクティックの臨床研究にて報告されています。

カイロプラクティックでは交感神経の機能異常の原因となっているサブラクセーションを取り除き、交感神経が正常に機能できる状態を整えます。

甲状腺の機能が低下している場合は交感神経でのサブラクセーションを優先して取り除いていきます。


副交感神経系には体で起こる炎症反応を感知し、感知した情報を脳へ送り、過剰な炎症を抑制する働きがあります。自己免疫疾患では体の様々な組織で不必要な炎症反応が起こっており、それを抑制するためにこの副交感神経の機能は必要不可欠です。

また、副交感神経には甲状腺の機能を抑制する働きがあることがカイロプラクティックの臨床研究にて報告されています。

カイロプラクティックでは副交感神経の機能を妨げる原因となっているサブラクセーションを取り除き、副交感神経が正常に機能できる状態を整えます。

甲状腺の機能が亢進している場合は副交感神経でのサブラクセーションを優先して取り除いていきます。

普段の生活で気をつけること

・自己免疫疾患には、ストレスと運動不足という現代社会の二大特徴が関与しています。積極的に運動に取り組み、ストレスの解消に取り組みましょう。
・睡眠が不適切になると自律神経やホルモンバランスが乱れ、免疫機能の異常が起こり、自己免疫疾患の発症や悪化を促進させてしまいます。
・食事は軽めに済まし、体に良いものを食べるようにしましょう。
・規則正しい生活習慣を身に着けましょう。

最後に

自己免疫疾患は治療が難しいものが多く、診断を受け、不安にさいなまれることもあるかもしれません。
正常な免疫機能を取り戻すためには、ただ単に病院での治療だけに頼るのではなく、より良い健康状態を実現することが必要不可欠です。
定期的にカイロプラクティックを受け、生活習慣や生活環境を見直し、より良い健康状態を実現しましょう。

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