生理痛の原因として考えられるのはプロスタグランジンというホルモンです。プロスタグランジンには子宮の収縮を促進し月経を引き起こす作用があります。プロスタグランジンには痛みに敏感になる作用もあるため生理痛の原因と言われています。
生理痛がひどい方は1.プロスタグランジンが過剰に分泌してしまっているか、2.プロスタグランジンに対して過剰に反応する体質になっています。
1.プロスタグランジンが過剰に分泌してしまう原因としては自律神経やホルモンバランスの乱れ、子宮を過剰に収縮させないと経血を排出できない状況にあるなどのことが考えられます。
子宮を過剰に収縮させないと経血を排出できない状況とは、骨盤・腰椎の歪みに伴って子宮が歪んでいたり、子宮口が狭いことなどがあげられ、子宮口の問題は出産後に改善が見込めます。
2.プロスタグランジンに対して過剰に反応してしまう原因としては子宮を支配する交感神経機能障害や副交感神経優位体質であることが挙げられます。
・子宮を支配する交感神経には子宮収縮を抑制する働きがあり、これが機能していないことで子宮の収縮が過剰になっていることが考えられます。
・全身性の症状が出ている場合は、副交感神経優位の体質であることが疑われます。プロスタグランジンには気管支を収縮させたり、血圧を下げたり、眠気を引き起こしたり、アレルギー症状を引き起こしたりと、副交感神経の機能に類似する効果が多くあります。ですので、交感神経の働きが鈍く、副交感神経が優位になっている場合は過剰な反応を引き起こし、生理中の体調不良につながります。
当院では以上のことを総合的に加味し、施術を行っていきます。
定期的にカイロプラクティックを受け、生活習慣や生活環境も見直していただき、根本改善を目指しましょう!