排卵~月経前の期間に現れる不調の原因として考えられるのはプロゲステロンというホルモンです。
プロゲステロンは排卵後に形成される黄体から分泌されるホルモンで、生理前の1~2週間の間に分泌が増加します。
プロゲステロンには生殖周期を調整する役割があり、プロゲステロンの濃度の減少によりプロスタグランジンの分泌が促進され月経が始まります。
プロゲステロンは交感神経を刺激して骨盤内の血流量が増加する一方、末梢の血行不良や胃腸の活動を抑制してしまいます。
排卵後~月経前に体調を崩す方はこのプロゲステロンが過剰に分泌されているか、プロゲステロンの作用に対して過剰に反応する体質になっています。
プロゲステロンが過剰に分泌してしまう原因としては脳下垂体前葉からの性腺刺激ホルモンの過剰分泌が起こっていることが挙げられます。(性早熟がある人に起こりうる)
プロゲステロンに対して過剰に反応してしまう原因としては、交感神経優位の体質であることが挙げられます。
交感神経優位の体質の方はプロゲステロンの作用によってさらに交感神経が過剰に働くので、様々な症状を発症します。
カイロプラクティックでは交感神経優位体質を作る原因となっているサブラクセーションを取り除き、正常な自律神経のバランスを取り戻せるようサポートしていきます。