カイロプラクティックでは、自律神経系が呼吸器に与える影響に着目します。交感神経の働きにより気道が拡張し呼吸機能が高まるのに対し、副交感神経の働きは気道が収縮し呼吸機能が低下します。
呼吸器に関連する交感神経領域のサブラクセーション(神経圧迫)を取り除くことで、交感神経が正常に働ける環境を整えます。
扁桃腺の肥大や鼻づまりに関しても、呼吸器に関連する交感神経領域でのサブラクセーションが関連している可能性が高いですが、扁桃腺の肥大はストレスや疲労による免疫力の低下とも関連しやすいですので副交感神経領域でのサブラクセーションも疑われます。
睡眠時無呼吸症候群がある方は、その代償として交感神経の過緊張が起こり、高血圧などの心血管疾患の発症・悪化に関与してしまうので副交感神経領域へのアジャストメントも必要になる可能性があると考えています。