副鼻腔炎は炎症が起こることで、粘膜が腫れたり粘膜からの粘液が過剰に分泌されたりすることで起こります。
副交感神経が優位になると、粘膜の細動脈が拡張して腫れやすくなったり、粘液の分泌が促進されたりして副鼻腔炎が起こりやすい体質となってしまいます。これとは逆に交感神経には粘膜の細動脈を収縮させ、粘液の分泌を減少させる役割があります。
カイロプラクティックでは副鼻腔を支配する交感神経領域でのサブラクセーションを取り除くことで、交感神経が正常に機能できる環境を整えます。
ただし、過剰な粘液分泌が起こっている副鼻腔炎や喘息などの症状に対して、上部頸椎へのアジャストメントが有効であるとの臨床報告があり、ここでのサブラクセーションが起こっている場合はアジャストメントを行います。