多発性硬化症

多発性硬化症に対してのアプローチ

悩み
多発性硬化症の原因は明確にはなっておりませんが、自己免疫によるものという節が最有力です。カイロプラクティックでの臨床報告では上部頸椎のサブラクセーション(神経圧迫)と関連していることが多いようです。

多発性硬化症ではまず副腎皮質ステロイドが治療薬として使われるようですが、副腎皮質ステロイドは本来人の体の中で自然に作られているホルモンで、交感神経の働きにより分泌が促進されます。また、交感神経系に関連する神経伝達物質の機能不全が自己免疫疾患に関連していることも様々な研究で明らかになっています。

以上のことをふまえて上部頸椎のサブラクセーションだけでなく、副腎にかかわる交感神経領域でのサブラクセーションが起こっていないかも注意して検査します。

普段の生活で気をつけること

・可能な範囲で積極的に運動に取り組みましょう。
・瞑想により脳の活動を調整するのも有効かもしれません。
・睡眠時間をしっかりと確保し、睡眠の質を高める工夫をしましょう。
・バランスの良い食事を心がけましょう。
・規則正しい生活習慣を心がけましょう。

アドバイス

多発性硬化症に使用されるステロイド薬は大変ハイリスクな薬です。極力、薬に頼らないためにもカイロプラクティックを受け、生活習慣の改善に取り組み健康状態の向上を目指しましょう。難しい病気かもしれませんが、健康状態を高める努力は必ず取り組むべきだと思います。