生まれて2ヶ月半の愛娘に最近乳児湿疹が出てきました
乳児湿疹には脂漏性湿疹・アトピー性皮膚炎・おむつかぶれ・皮膚カンジダ症などがあり、おむつかぶれ・皮膚カンジダ症は赤ちゃんの清潔を維持してあげて、ムレを防ぎましょうというのは容易に理解ができるのですが、、
脂漏性湿疹やアトピー性皮膚炎はとにかく清潔と「保湿」という最近のブームはどこから来てるの!?と思い少し調べてみました。
このように言われるようになったのは、おそらく2006年にヨーロッパで行われた研究がもとになっているようで、アトピー性皮膚炎の発症に肌のバリア機能の低下が関係していることが報告されました。
これ以降日本でも研究が進み、体表のバリア機能の低下がアトピー性皮膚炎、さらにはその他のアレルギー症状(喘息、鼻炎など)の発症にも関係していることが分かってきたようです。ただしこれは今のところすべてのアレルギー患者に当てはまるとまでは言えないようで、まだまだ今後の研究次第といったところですね。
また、近年の研究で体表のバリア機能の形成を自身の免疫機能が阻害してしまうといったこともわかってきているようで、、
これはあくまで憶測ですが、「アレルギー」というのはアレルゲンに対する免疫系の過剰反応でなく、体のバリア機能を自己の免疫が阻害してしまう自己免疫疾患という認識にいずれ変わってしまうのでは?という風に今回様々な論文に目を通してみて思いました。
今後のアレルギー患者に対する医療のアプローチはこれまでの免疫系の過剰な反応を抑制するといったものから、この体表のバリア機能を強めるための投薬やバリア機能の形成を阻害する免疫系の抑制といった方針に切り替わりつつあるんだとか・・・
結局のとこ1周回って免疫を抑制するというところに戻りそうですね
前置きが長くなってしまいましたが、赤ちゃんも大人も肌が乾燥している場合は保湿してあげて損はないと思います!パッチテストを行った上で、体に合った保湿方法を模索してみてください。
私も物心ついた頃からアトピーにあせもにと、肌トラブルは常に抱えてますので試してみようと思います!