腸管壁の緊張の低下、蠕動運動の減少により便秘になります。食物繊維の摂取不足、副交感神経の緊張低下が成因です。このケースでは、副交感神経でのサブラクセーションを優先して取り除き、腸管壁の緊張と蠕動運動の増加を促します。
排便障害性便秘ともいわれ、直腸内圧受容体の鈍麻や排便痛による排便反射の減弱が成因です。排便を無理に我慢する人、浣腸の乱用、痔核のある人などに見られます。排便反射に関連する副交感神経(特に骨盤部)でのサブラクセーションを取り除きます。
けいれん性便秘
副交感神経の興奮による腸管の過緊張により、腸内容物の移送が困難となり、下腹部痛や兎糞を来します。比較的若い人に多く、精神的興奮や旅行などの心因性の要因により見られます。交感神経でのサブラクセーションを取り除き、自律神経のバランスを取り戻します。