過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の成因と、それに対してのアプローチ

腹痛
過敏性腸症候群は神経症的な性格と自律神経系の不安定な素地のある人に、暴飲暴食、冷たい物のとりすぎ、アルコールの過飲などの食事性要因、過労などの身体的な要因、不安、緊張、環境変化といった精神的要因が作用して発症します。

便秘が優勢な患者では副交感神経(迷走神経)の機能障害があり、下痢が優勢な患者では交感神経系に機能障害があったとの研究報告があります。

便秘が優勢な場合は副交感神経領域でのサブラクセーションを優先し、下痢が優勢な場合は交感神経領域でのサブラクセーションを優先してアジャストメントを行っていきます。

ただし、ガンステッドカイロプラクティックの臨床において、上部頸椎(迷走神経領域)へのアジャストメントにより下痢の症状が軽減したとの報告もありますので、アジャストメントを行う部位は慎重に検査をして決定していきます。

普段の生活で気をつけること

・腸内環境を整えるために食物繊維や発酵食品を摂取するようにしましょう。
・暴飲暴食、刺激物(冷たいもの、辛いものなど)の過剰な摂取、アルコールの過剰摂取などは控えましょう。
・運動によるストレス解消や、瞑想などによるメンタルの訓練も有効でしょう。
・正しい生活習慣を身に着けましょう。

アドバイス

過敏性腸症候群はストレス社会と言われる現代を象徴するような疾患です。薬による対処療法で根本的解決に至らず、繰り返す症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか?カイロプラクティックケアと生活習慣の改善による根本的な体質改善に取り組みましょう。

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