理想的な枕・マットレスの選び方

枕・マットレス
最近患者様との会話でよくこの話題が出ますのでブログにさせていただきました。

結論から申し上げますと、理想の寝具は最低限の知識は身に着けたうえで、自分で探すしかありません。

まず、「骨格をリセットする」といった観点で考えると床や畳で、仰向けで寝るのがベストです。硬い面で寝ることで、座りすぎにより丸まった腰・背中、前方に出た頭部をリセットできます。

しかし、硬い面で寝ると圧が点で集中し、そこにある神経・血管などが圧迫されてしまうので、この点にかかる負担を緩和する必要があります。

ここで必要なのがマットレスで、体の中でも特に硬く・丸く・重い頭には枕も必要なわけです。

マットレス選びの際は体が沈み込んでしまうものはもちろんですが、「体にフィットする感じ」「包み込まれる感じ」があるものは柔らかすぎる可能性が高いです。

いくつか試してみながら、程よく「支えてくれている感じ」があるもの、「寝返りがしやすい」ものを探してみてください。

枕選びの際は出来るだけ低めで、寝返りがしやすく、横向きでも不快感無く寝られるものが理想的です。仰向けで寝るときは後頭部がマットレスの水平面ぐらいまで沈んでくれて、横向きの際は程よく支えてくれるものが良いでしょう。

形状はシンプルなものか、頭部よりもやや首の部分が盛り上がっているものが良いです。特殊な形状の枕(背中まで支えてくれる、横向き寝用など)は一般の方ですと必要ないかと思います。

以上のことを考慮したうえで、自分に合った寝具を探してみてください。

また、枕やマットレスが合わないと感じるときは、そもそも背骨や骨盤の状態が悪いということも考えられますので、メンテナンスも怠らないようにしましょう。