側弯症 肩こり 腰痛 胃炎

30代 女性

側弯症 肩こり 腰痛 胃炎
肩こりと腰痛、左膝の痛みで来院されました。過去に側弯症と病院で診断を受けており、慢性的な胃炎も患っていらっしゃいます。

写真左側の横から見たレントゲンでは、頸椎(首)の正常な前弯(前側へのカーブ)が失われストレートネックになっているのが分かります。写真左下の腰椎もやや前弯が減少しています。ただし、椎間板の厚み(骨と骨の間のスペース)は均等に保たれているのは良いところです。

写真右側の背中側から見たレントゲンでは、背中の部分の側弯が目立ちますが、それ以外にも骨盤の歪みや背骨の歪みが出ているのが分かります。この情報があることで、アジャストメントの安全性と正確性が高まり、より良い結果につながります。

この方の側弯症に関しては、カイロプラクティックにより軽減されることは期待できますが、完全に背骨がまっすぐになることは無いかと思われます。ただし、ここで重要になってくるのは背骨やその中を通る神経の「機能」です。

背骨に歪みがあったとしても、背骨の可動性や神経の働きが保たれていれば健康面では何不自由なく生活を送ることができます。そして、定期的にカイロプラクティックを受けておくことで、それを維持することができます。

この方の場合、10年以上前から慢性的な胃炎を患っていらっしゃいますが、側弯が見られる部分はちょうど胃につながる神経が出ている部分でもあります。ですので、カイロプラクティックケアにより、肩こりや腰痛、膝痛の改善が期待できる他にも側弯の軽減や胃炎の改善も期待できるのではないかと考えています。