レントゲン分析と症例報告「腰痛、肩~腕の痛みとだる重さ」

腰痛 肩こり 肩から腕にかけてのだるさ 頭痛 睡眠障害
症状
腰痛、腰の張り、左の肩こり・痛み、左腕のだる重さ、膝痛、睡眠障害、頭痛

病院での診断
腰椎椎間板ヘルニア、頸椎脊柱管狭窄症

横から見たレントゲンについて
首はストレートネックを通り過ぎて反対側に弯曲してしまっている。椎間板の厚みも全体的に薄くなってきている。腰も弯曲が減少、腰椎一つ一つが後方へのズレを起こし、腰椎4番と5番の椎間板の厚みが極端に薄くなっている。以上のことから、腰・首ともに慢性的な状態で、特に腰骨盤部の問題に関しては20年以上前から放置されていることが分かる。

背中側からみたレントゲンについて
骨盤が右に傾き、骨盤が上から見て時計回りに回転しているのが分かる。第4腰椎(
L4)が大きく右に傾き、腰背部が右にカーブしている。第4第12胸椎にカーブの変わり目があり、頭が右に傾いている。

この方の腰痛(椎間板ヘルニア)について
レントゲンでは腰椎の椎間板の厚みの減少や後方へのズレ、第4腰椎の右への傾き、腰背部の側湾などが顕著に見られますが、実際に検査をしてみると腰椎や腰背部の関節の動きは比較的にスムーズで、骨盤の関節(仙腸関節)の動きが顕著に悪い。骨盤の問題により腰への負担が増加している結果として、腰椎の椎間板にダメージが蓄積されてヘルニアを起こしたり、腰背部に側湾が起こってしまっていると考察し現在は骨盤のアジャストメントを行っています。

その他
骨盤の他に第4胸椎(T4)と必要に応じて第1胸椎のアジャストメントも行っています。これらの上部胸椎(背中の上の方)での問題が首・肩・左腕の症状や頭痛・睡眠障害の要因になっていると考えています。

現状
2回のアジャストメントを終え、腰痛および左肩~左腕の症状が改善。頭痛がまだ時々出る様です。